R-MESは、従来のブロー成形では形成が困難であったフランジ形状を射出成形やブロー成形のパリソンの活用などによって形成させる技術です。
この技術をエクスチェンジブロー成形技術と組み合せるコンセプトで、従来は金属でしか形成できなかった部品を樹脂化し軽量化・コストダウンを達成しました。

R-MESの基本コンセプト

ブロー成形した本体にフランジ部分を樹脂で形成させたものがR-MESのコンセプトです。フランジ部は、ブロー成形のパリソンや射出成形により形成させる方法などがあります。

R-MES Molding 本体:ブロー成形/MES、MES-EXCHANGE, フランジ:樹脂化

R-MES成形品のターボダクトへの応用

従来はアルミ部品で形成されていたフランジ部分をガラス繊維強化ナイロンで樹脂化した例です。
軽量化とコストダウンが図れ、設計の自由度も増しました。

従来品(AIダクト+エクスチェンジダクト)PA6-GF+PA11 R-MESダクト(フランジ部一体樹脂化)PA6-GF+PA11

R-MES成形品のクーラントパイプへの応用

3次元に曲がったパイプの先端部にフランジ形状を射出成形で形成させたものです。

R-MES成形品のクーラントパイプへの応用